情報の流出にご用心
最近情報の流出に関するニュースがずいぶん多くなった。一昔前までは、書類を机にしまって鍵をかけておけば安心だったわけだが、最近はコンピューターとインターネットの普及により、情報の管理が一気に難しくなった。一番の問題は情報を管理するべき立場の人間が、コンピューターとインターネットについて熟知していないと言うことではないかと思う。
PS.メールアドレスを入れないと送信できないようなので、たまたま近くにあった、ルネッサンスホテルのアドレスを入れて送信しますので間違ってもここにメールをされないようにしてください!
私の尊敬するJBMさんが初めて当ブログにコメントをくださったときの追伸である。アドレスを入れないとコメントできないようにしている理由を考えれば人を食った話だが、一応実在するアドレスを入れるているところは律儀である。JBMさんのブログにこの件を皮肉ったコメントを入れたところ、ある方から同じスレッドに「投稿用にフリーメールを取得したら?」とのアドバイスが入った。ほどなくJBMさんがフリーメールを取得されたので、遊び半分にテスト・メールを送ってみた。すぐさま返事が来たのだが、「コメントにアドレスを入れると名前がばれてしまうもので・・・」と言うメールの差出人のところには、しっかりとJBMさんのご本名がフルネームで表示されていたのであった。使い始めで勝手がわからなかったものと思うが、まことに申し訳ないことをしてしまった。
実は、アドレスを入れないとコメントできないと言う設定はその後解除した。適当なアドレスを入れればコメントできるのだから、そんな設定をしていてもほとんど意味がない。それでは、現在コメントした人の情報は何もわからないのかと言うとそんなことはない。このブログの右上に設置されている「BlogPet」と言うツールがまことにに恐ろしい機能を持っているのだ。具体的にはすべてのアクセスにつき、時間、リンク元、リモートホスト名、PCソフトのバージョン、ブラウザのバージョンがわかる。したがって、コメントがあった時間と照合すれば、コメントをした人のかなり詳細な情報が入手できると言うわけだ。
ぴょんたろうのピアノ演奏と言う記事に対して昨日JBMさんから「手と音の時間差がまさに特派員氏の口と音声みたい」とのコメントが入った。そこで例のフリーメールに「時間差があるのはソフトのバージョンが古いからですよ。」と言うメールを送ったのだが、「なんでそんなことがわかったの?」と驚いた様子。「実は・・・」と言うことでBlogPetのアクセス解析機能についてご説明し、情報のサンプルをワードに貼り付けて参考資料として送って差し上げた。が、よく考えるとちょっとした間違いを犯していたことに気が付いた。ご存知ない方もおられるかもしれないが、ワードのファイルのプロパティを見れば、そのファイルを作成したパソコンの登録者の情報がわかってしまうのだ。JBMさんにはぜひいつかお会いしたいと思っているくらいだから、こちらの身元を隠す理由はないのだが、ワードに限らず、ソフトのファイルを他人に渡すときにはプロパティから入手できる情報に十分注意しなければならないと言うことだ。
ファイルのプロパティにまつわる話をひとつ。5年程前にブラジルに出張したときのこと、某大手商社のサンパウロ事務所長が面白い話をしてくれた。サンパウロ市の公共交通機関に関わるある設備の入札で、入札書類がCDで配布されたのだが、突然「書類に不備が見つかったため、早急に返却されたし。」との通達があったとのだと言う。怪しいとにらんだ所長、ファイルのプロパティをチェックし、なんと技術仕様書が市当局ではなく、入札に参加予定の某メーカーによって作成されたものであることを突き止めた。「これはできレースではないか!?」この所長、いまだにこのCDを証拠の品として大切に保管している。話半分かもしれないが、この一件で所長に弱みを握られた市の担当者が入札のたびに有力な情報を流してくれるのだそうである。
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